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【サラリーマンサバイバル術】契約社員には退職金が出ない? (1/2ページ)

 【Q】 契約社員として6年間働いてきた会社が営業不振で倒産してしまい、解雇されました。その際、正社員には退職金が出たのですが、契約社員には出してもらえませんでした。会社は「規定に沿った対応であり問題ない」と言うのですが、納得できません(60代、男性)

 【A】 就業規則や労働協約、労働契約などに退職金を支払う規定があり、その要件に該当する場合、会社は退職金を支払う義務が生じます。退職金は法律で支払いが義務付けられていませんので、まずは就業規則や労働協約、労働契約などの退職金規定にどう記されているかが重要です。

 定めがなくても、会社で従来、退職金を支払ってきた労使慣行があり、明確に退職金として支給する金額の算定が可能な場合、「退職金を支給することが労働契約の内容」とされた裁判例があります。

 中には、退職金規定が知らないうちに不利益変更され、支給率などが不当に引き下げられた例もあるようです。日ごろから、証拠として古い退職金規定を保存しておくことも必要です。

 相談者は、会社から「規定に沿った対応」と言われたようですが、退職金規定に契約社員への支給がどう書かれているかだけでなく、労働契約に退職に関する事項がどう書かれているのか、確認してみてください。

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