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【榊淳司 マンション業界の秘密】家賃収入で「年金補填」はあり?なし? (1/2ページ)

 年金に関する話は中高年以上の年齢層にとっては、かなりデリケートなテーマである。先日も「2000万円足りない」という報告書の件が多くの人々の関心を集めた。揚げ句は自民党の支持率にまで影響した、という報道まで見かけた。

 年金だけでは老後を健やかに暮らせないというのはもはや国民の共通認識かと考えていたが、どうも違うようだ。

 年金だけでは足りない分をどうすればいいのか。1つの方法として、家賃収入で補えれば理想的だ。もちろん、そのためには家賃収入をもたらす不動産が必要になる。

 昨今、個人の不動産投資はブームと言っていい状態だった。その背景には、年金への不安も横たわっているように思える。

 しかし、不動産投資ブームも今は踊り場にきている。昨年あたりから、かぼちゃの馬車やスルガ銀行の事件が世間をにぎわした。金融庁は不動産担保融資について「キチンと審査せよ」的な指導を行っているという。

 その結果、個人に対する不動産担保融資は相当厳しくなった。メガバンクに至っては、融資なんてほとんど不可能かと思われるほど細かい審査を行っている。

 一方、そういった融資の対象となる「収益モノ」と呼ばれるアパートや1棟マンションなどの不動産価格はハッキリと下落している。私のところにも「これは買っておいてもいい」と思える物件の情報が回ってきたりもしている。

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