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埼玉発「ぎょうざの満洲」 消費増税に負けない“独自すぎる”ビジネスモデルに迫る (5/5ページ)

 豚骨、豚足、鶏がら、煮干し、昆布、鰹、にんにく、しょうが、各種野菜といった素材からスープを取っている。圧力釜を使ったスープの劇的な変革に同社は自信を深めている。

 ぎょうざの満洲では、チャーハン、レバニラ炒め、肉野菜炒めなどといったあらゆる料理のタレに、ラーメン用のスープをだしとして使用している。スープの品質向上は、ラーメンのみならず、ほぼ全ての料理の味の改良に直結するからである。

 ぎょうざの満洲は、町中華の伝統を引き継いでレシピを守りつつも、化学調味料に頼らず、自社工場での製造、自社農園の野菜づくり、顔が見える生産者からの仕入れ、店舗での手づくりの料理にこだわり、食の安全・安心を追求している。また、高齢者でも飽きずに食べられるような、さっぱり感のあるヘルシーな現代風の料理に進化してきている。だから、“おひとり様”も含めた女性客が多い。男性客との比率が半々くらいになっている店も多いという。

 一部を除き、ご飯を玄米(金芽ロウカット玄米)に変えられるサービスを導入している。また、チャーハンは白米・玄米をそれぞれ半分ずつ使って提供するなど、中華にもかかわらず、ヘルシー色を強めているのも“ぶっ翔んで”いるところだ。

 また、ちょい飲みができるメニューも開発しており、キムチ、冷奴、メンマ、ザーサイは150円(ハーフサイズで80円)で提供している。焼きギョーザもハーフサイズがあり、3個150円である。お酒は紹興酒がグラスで260円、スーパーチューハイとグラスビールが320円となっている。

 持ち帰りギョーザは店によって異なるが、週に2回特売日があり、320円の冷凍・冷蔵ギョーザが255円になる。このように消費者の財布にやさしいサービスも、ぎょうざの満洲の魅力の1つだ。

 池野谷社長は毎日、お店で提供しているのと同じギョーザやラーメンを食べているそうだ。中華料理を毎日食べて、肥満にならず健康で長生きするのが、人生最大の課題という。

ITmedia ビジネスオンライン

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