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【新・兜町INSIDE】日銀の自作自演相場? 大量ETFが波乱要因に

 今週は日銀が株価下落の引き金をひき、自ら買い支える「自作自演相場」が予想される。金融緩和政策の名目で大量に購入してきた上場投資信託(ETF)が原因だ。

 日銀が6月末現在で保有するETFは26兆2366億円と史上最高。ETF全体の残高の7割近くを占め、日銀マネーでETF市場が成り立つ実態が浮かび上がる。

 一方、今週は8日と10日にETFの決算日が集中し、分配金は6000億円規模に膨らむ見通しだ。特に10日は残高が1、3位の大型ETFが決算日を迎える。

 ETFの運用業者は分配金を捻出するため、ETFに組み入れた株式を売却して現金を確保する必要がある。このため東証1部全体に売り物が広がり、日経平均株価が短期的に押し下げられる恐れがある。株価が下がれば、日銀が午後にETFを買うのがお決まりだ。

 日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁はこれまで、ETF購入は「株価形成を歪(ゆが)めていない」との公式見解を貫いてきた。日銀が抱えるETF絡みの売りで株価が下げ、日銀が買い出動すれば、文字通りの自作自演相場になる。

 【2019年7月8日発行紙面から】

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