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【榊淳司 マンション業界の秘密】“局地バブル”終了…消費増税の影響は計り知れない (1/2ページ)

 どうやら10月1日からの消費税10%への増税が確定したようだ。マンションも含めた不動産市場の今後の展開を考える上で、消費増税の影響は計り知れない。

 過去、3%から5%、そして8%に上がったときには必ず景気後退が起こった。そして1年ほどは新築、中古ともに物件が売れにくくなった。

 今回の10%への増税は、前回の8%に上ったときに比べてより深刻な影響をもたらしそうである。

 ここでおさらいをしておきたい。前回、5%から8%に上がったのは2014年4月1日だった。この時、前年から始まったアベノミクスによって景気は持ち直したかのように思われていた。

 しかし、4月に消費税が8%に引き上げられた途端に各種経済指標が悪化。またしても民主党政権時代を思わせるような暗いムードが漂い始めた。

 だが、10月には景気後退感を一気に吹き飛ばす金融政策が打ち出された。日本銀行が金融の追加緩和策を発表したのだ。後に「黒田バズーカ2」と呼ばれる異次元金融緩和の第2弾である。

 金利を0%にした上で、マネタリーベースを数倍規模に拡大。さらにETF買いを実施することで株式市場まで下支えをするというまさに異次元な金融政策だった。もちろん、日本の金融史上初の試みである。これで不動産市場に漂っていた暗雲は一気に吹き飛ばされた。

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