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日産業績不振でルノー利益半減…急がれる経営再建

 フランス自動車大手ルノーが26日発表した2019年1~6月期決算は、純利益が前年同期比50%減の9億7千万ユーロ(約1170億円)となった。約43%出資し企業連合を組む日産自動車の深刻な業績不振が要因で、これまで収益に大きく貢献してきた日産の苦境が、長年のパートナーであるルノーに波及した形だ。

 ルノーのティエリー・ボロレ最高経営責任者(CEO)は「日産を(成長の)軌道に戻すことが最優先だ」と指摘し、日産の再建が急務だと強調した。これまで進めてきた事業面での提携をさらに強化し、経費の削減にもつなげたい考えだ。

 ルノーの利益に対する19年1~6月期の日産の貢献は2100万ユーロのマイナスだった。前年同期は8億500万ユーロを得ておりルノーの収益の柱となっていたが、一転して足を引っ張った。

 ルノーの1~6月期の売上高は6%減の280億5千万ユーロ。トルコやフランス、アルゼンチンでの販売が落ち込んだ。世界の販売台数は7%減の約194万台となった。19年通期の売上高予想を下方修正し、前年と同程度になるとした。

 日産の19年4~6月期連結決算は欧米での販売低迷が響き、本業のもうけを示す営業利益が98・5%減の16億円と過去最低の水準に落ち込んだ。経営再建策として、22年度までに世界の14拠点で計1万2500人を削減する構造改革を実行する計画だ。(共同)