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【天野秀夫 中小型厳選株】今年の大出世株の1社「オリコン」 吉本興業問題で存在感アップ、消費税増税も味方か (1/2ページ)

 今週はトレーディングカードゲームを主力事業に持つブシロードが29日に、リノベーション・中古住宅流通プラットフォーム事業のツクルバが31日に、それぞれマザーズに新規上場(IPO)しました。

 8月の新規上場企業は、15日の旧盆を意識して少数に留まる傾向があります。昨年そして一昨年とそれぞれIPO銘柄は3銘柄にとどまりました。ただ、昨年の場合は勤怠管理、経費精算などを一体化したクラウドサービスのチームスピリット、2017年はユーチューバー等のマネジメント業務を手掛けるUUUMと株価パフォーマンス的に出世株が登場していることが特徴でもあります。

 機関投資家やファンドマネジャー等の「夏休み」が意識され、市場参加者が減少することから例年、8月中旬までの株式市場は、出来高が減少傾向で、そのため、小型軽量級の銘柄に資金が集まりやすくなります。

 こうしたなか、前出のUUUMが7月に入って株価の切り返しを鮮明にしました。芸人のユーチューバーへのシフトを思惑材料として、吉本興業問題の関連株として取り上げるテレビ情報番組もあったことが刺激となりました。

 今回の吉本の一件にとどまらず芸能ニュースがメディアで取り上げられることが増えてきていることは、株式市場でも意識され始めました。

 こうした流れを受け、芸能・音楽・各種ランキングなどエンターテインメント情報を幅広く提供するジャスダック上場の「オリコン」(4800)が存在感を増しています。1967年に起源を持つオリコンは、グループの再編を交えて、20年前の99年設立の「おりこんダイレクトデジタル」が、2000年に大証ナスダック・ジャパン(現在のジャスダック)に上場した流れを持ちます。

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