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【榊淳司 マンション業界の秘密】マンション管理の深刻な人手不足 管理、修繕…止まらぬ「維持費」上昇 (1/2ページ)

 世の中、人手不足がますます激しくなっているようだ。

 私の住んでいる都心近郊の地下鉄の駅では、20台近くのタクシーが客待ちの列を作るのが普通だった。だが、ここにきてドライバー不足のためか、お客の方が乗り場に列を作っている。

 マンション管理の業界でも、人手不足が深刻だ。管理員を募集してもなかなか応募者が集まらない。そのせいか、販売を始める物件の管理費と修繕積立金が目に見えて高くなっている。

 5~6年前の感覚だと、管理費は月額にして1平方メートルあたり200円が相場だった。都心のステータスエリアだと、300円程度。逆に郊外の低価格エリアでは150円前後に設定されていた。

 修繕積立金は、1平方メートルあたり月額100円から150円前後でスタートして、徐々に上がっていく。20年後には250円から300円前後まで引き上げる長期修繕計画が多かった。

 新築引き渡し時のこれらの月額負担を、1平方メートル300円から350円程度にとどめると、70平方メートルの住戸でも月額負担は2万円台前半に収まるので、家計への負担感は軽い。負担を軽く見せた方が売りやすいので、修繕積立金は低めに抑えるのが通例である。

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