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【新・兜町INSIDE】FRB議長講演、株価に影響? AIの分析が市場リスクに

 日本時間23日夜、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる経済シンポジウムで講演する。市場関係者は「AI(人工知能)とプログラム売買の相乗効果で株式や為替市場が大荒れするリスクがある」(外資系証券)と身構えている。

 9月17、18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ決定は織り込み済み。一方、市場でリスク要因視されているのが、AIによる超高速注文だ。

 通信社端末などを通じて報じられるパウエル議長の一言一句を踏まえて自動で注文を出す。「各ファンドが使うデータベースの構成はほぼ同じなので、利下げ打ち止めをにおわすだけで売りプログラムが世界中でほぼ同時に実行され、景気重視路線を強調すると利下げ継続と解釈されて買いが殺到する」(前出の外資系証券)可能性が高いという。

 もっとも、最近はAIによる講演内容の分析を意識して、要人があえて微妙な表現を使うケースが増えている。身ぶり手ぶり、表情や声色の変化を駆使してAIをけむに巻くしかない?

 【2019年8月23日発行紙面から】

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