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【こんな時代のヒット力】大手初!洗濯機のタイプで洗剤を“センタク” 花王「アタック ZERO」 (1/2ページ)

 洗濯用洗剤の “巨人”が全面リニューアルした。32年間、トップブランドとして走り続け、累積売上高1000億円を超える「アタック」。しかも、これまでの「アタックNeo」を終売、新たな「アタックZERO」に一本化した。最強ブランドが今、なぜ?

 初代アタックは、花王(東京都中央区)から1987年に発売された粉洗剤だった。当時、1回の洗濯にコップ1杯もの洗剤が必要とされていたものを濃縮、「スプーン1杯で驚きの白さに」をキャッチフレーズにコンパクト粉洗剤の時代を開いた。

 以降、リニューアルは30回以上。ターニングポイントは、2009年発売された「Neo」。世界初の濃縮タイプの液体洗剤だ。「節水」「節電」「時短」を打ち出し、エコと時短を求める時代に大ヒットした。

 そして3度目のイノベーションが、今回の「ZERO」。開発のために約2800世帯の家庭の調査を行い、洗濯の状況や新商品の受け入れ性を調べた。

 ここ10年で、洗濯環境は大きく変わっている。新素材の化学繊維が増えているが、従来の洗剤では特に皮脂汚れのような油汚れが落としにくい。家事の分担意識が高まり、簡単に、誰がやっても失敗しないことが求められている。洗濯機もドラム式が約20%を占めていることなども分かった。

 これに対応するために全く新たな「バイオIOS」を開発。「これまでの洗剤では落ちにくかった汚れ、生乾きのニオイ、洗剤残りをすべてゼロにする“ゼロ洗浄”を目指した」(ファブリックケア事業部、山本理恵氏)という。

 その上で、これまでの洗浄力、消臭・抗菌力から選択軸を変更。縦型式、ドラム式といった洗濯機のタイプで洗剤を分けるのは、大手の洗濯洗剤では初めてのことだ。

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