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【株式フジ】「そろそろ日銀も動くはず」投資家が予想なら不動産株 「三井不動産」「三菱地所」「住友不動産」注目 (1/2ページ)

 非常に興味深い動きがみられています。米中貿易摩擦が激化し、トランプ米大統領は“中国の報復関税に対する報復関税”を課すことを表明しています。アメリカはこのあと中国製品に対し、9月1日に発動する1300億ドル相当分への関税を10%から15%に、10月1日に2500億ドル相当分への関税を25%から30%に、12月15日に発動する1600億ドル相当分への関税を10%から15%へ引き上げます。

 4カ月の間に大幅な関税引き上げが3度も行われることになります。この動きを嫌気し、8月26日(月)の日経平均は449円87銭安と急落し、ドル円相場も一時104円台まで円高が進行しました。

 この中にあって、先週(22日)当欄で取り上げた3銘柄の動きはしっかりとしました。「京阪神ビルディング(8818)」は22日終値1234円→27日高値1267円、「ヒューリック(3003)」は同1024円→28日高値1053円、「東京建物(8804)」は同1364円→27日高値1417円、逆行高となりました。

 この3銘柄はすべて不動産セクターの中小型株ですが、他の銘柄とどう違うのか…不動産株がしっかりとする背景は、まず不動産市場の活況が要因になりますが、それとは別に「金利が低下する」と見込まれたときに買われる傾向があります。金利低下は多額の融資を受けている企業が多い不動産セクターの追い風になると考えられるからです。足元、世界的な景況感の悪化から、日銀による追加金融緩和を想定する投資家が増えてきたものと思われます。この時点で当局者からの示唆はないものの、米FRBの利下げや欧ECBの緩和を示唆する姿勢を参考として「そろそろ日銀も動くはずだ」と考えられているのです。

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