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【株式フジ】買われていた銘柄の対極バリュー株に“物色変化” 「住友金属鉱山」「昭和電工」動きに注目! (1/2ページ)

 東京株式市場は先週半ば以降、堅調な動きを続けています。日経平均やTOPIXなど株価指数も反発していますが、その中で「持ち株が上がらない」と嘆く個人投資家も多いと推察します。そのワケは「物色の変化」にあります。

 本年ここまで全体相場が軟調な時でも、一部グロース(成長)株、業績モメンタムに大きな変化がない食品・薬品などのディフェンシブ株、さらには株価指数とあまり連動しない低ベータ株は買われる傾向にありました。今、この傾向に変化が出ているのです。

 これまで買われていた銘柄のほぼ対極にあるバリュー(割安)株に物色が移ってきたのです。銀行を筆頭とする金融株、非鉄金属株、石油・石炭株、化学株。製造業でも自動車や自動車部品株が一斉に息を吹き返しています。これまで売られていたセクターが買われ始めた半面で、ここまで買われた銘柄は頭打ちの動きです。日経平均が上昇しても「持ち株が上がらない」という現象は、今上昇している銘柄を保有していないことによって起きるものです(「持ち株が上がらない」=「損をしている」とはかぎらない)。

 物色の変化の背景は各国の中央銀行が緩和的=株式市場に追い風となる政策をさらに打ち出すのではと思われていることです。12日にECB定例理事会、18~19日に日銀金融政策決定会合、米時間17~18日に米FOMCと中央銀行の政策決定スケジュールがめじろ押しです。いかにもこれまでの売りポジションを整理(反対売買)しておこうと考える投資家が多くなる状況です。これまで売られていたところが買い戻され、その流れに付いてくる新規買い資金も入ってきます。

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