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【定年後 難民にならない生き方】「華齢、朗齢、好齢」へ私たちができること フリーアナウンサー・遠田恵子さん (1/2ページ)

 年を重ねることは喜ばしいことか、気鬱なことか。「仕事を離れてから本当の人生が始まった気がする」(65歳・男性)、「楽しみを見つけたいとも思うけれど、老後が不安でそれどころではない」(64歳・男性)と、とらえ方はずいぶん異なる。「番組づくりをしていて面白いことをしている人を探すと、高齢の方に行き着くんです」

 こう語るのは、フリーアナウンサーの遠田恵子氏だ。NHKラジオ第一放送「ラジオあさいちばん」キャスターを15年間務め、現在はNHKラジオ第二放送「視覚障害ナビ・ラジオ」、NHKラジオ第一放送「ラジオ深夜便」のインタビューコーナーを担当する他、ディレクターとして番組制作も手がける。「ラジオの取材ではインタビューが中心になりますが、お年を召した方のコメントの説得力は言葉では言い尽くせないほど。人生のさまざまなできごとを乗り越えてきたからこその知見をご自身の言葉で語ってくださるんです」

 シニア世代への感動の原体験は『ラジオあさいちばん』キャスター時代にさかのぼるという。「60代70代のリスナーが多く、お手紙で四季折々の伝統行事や日本語について教えていただきました。時には『あなたの言葉遣い、ちょっと違うわよ』とお叱りをいただくこともありました。でも、私が『こういう風にやってみようと思います』とお伝えすると、応援団になってくださって」

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