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【株式フジ】「金融緩和の世の中」に逆戻り…割安株見直し局面も買いは成長株 日経平均構成に新規採用「エムスリー」 医療従事者向け情報サイトを運営 (1/2ページ)

 9月3日以降、正確には9月5日(日経平均436円高)以降、東京市場は堅調な動きを続けています。この背景は正確に把握しておかなければなりません。

 まずは政治の側面で、長く大きな懸念材料となっている「米中貿易摩擦」において、通商交渉の落としどころを探っていると考えられる米国と中国の実務者協議が継続していることから、「さらなる関税引き上げはないだろう」と理解されたことが指摘されます。ただ、この状況はこれまでも何度も見られたものです。

 それ以上に決定的なのは金融的な側面です。とりわけ9月12日にECB(欧州中央銀行)が利下げと量的緩和(債券購入)の再開を発表したことです。任期切れ間近のドラギ総裁が、ECB内でくすぶる景気刺激策に対する批判を抑え、ユーロ圏の経済活性化策を断行した格好です。

 目を転じれば、すでに米FRBは「継続的な施策ではない」としながらも利下げを行っています。中国人民銀行は数度にわたり緩和策を実行し、日銀はアベノミクス以降の異次元緩和策を継続しています。ECBの量的緩和再開によって、再び「金融緩和の世の中」に逆戻りしたのです。

 こうなると、いわゆる「緩和マネー」が市場にあふれ、その一部が株式市場にも流れてくると考えられるようになります。東京市場でもここまで割安に放置されていた「金融株」「非鉄金属株」「化学株」などバリュー株が見直されることになりました。

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