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【渡邉美樹 経営者目線】香港の若者よ、ガンジーに学べ! デモの影響を跳ね返す「経営戦略」は必ずある (1/2ページ)

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 デモの影響を受ける「香港」、米中貿易戦争の現場「上海」などアジア各国のワタミを視察した。

 香港国際空港に降り立つと、むしろ「いつもよりも静かすぎる」という印象を受けた。週末にはまだ大きなデモが続いているそうだが、街中で混乱を見ることはなかった。

 ただ、香港和民もデモの影響で売り上げが落ちている。現地の生の声にふれると、「中国に支配されず、一国二制度を維持したい」という意見と「これ以上、デモが続くと売り上げが落ちるので嫌だ」という意見もあった。

 政治に関心を示し、自らの意見を主張する、若者の未来を思うエネルギーは肯定する。日本の若者も、これぐらい政治や未来に「熱」を持つべきである。しかし、空港を占拠したり、一部が暴徒化することはあってはならない。デモにはマハトマ・ガンジーのような圧倒的なカリスマ指導者が不在にも思う。

 私は、香港の問題は当面続くと観測している。前・外交防衛委員長と経営者コネクションで、上海で会った外交筋や経営者の話を総合すれば「中国は武力介入をしないだろう」。

 中国政府は、香港の支配よりも中国経済の減速を恐れている。武力介入で香港経済がダメージを受ければ、中国経済にも波及し、共産党政権の信任も揺るぎかねない。デモ参加者が香港政府に提示している5つの要求を求め続ければ、長期化は避けられない。

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