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【榊淳司 マンション業界の秘密】台風15号、ゴルフ練習場の鉄塔倒壊… 不動産価格に思わぬ余波が (1/2ページ)

 関東地方を襲った台風15号(9日)で、千葉県市原市にあったゴルフ練習場の鉄塔が倒壊し、いくつもの住宅が破損した。あの鉄塔の下敷きになったことで、自宅に住めなくなった家族が何組も出た。

 ■台風15号で被害

 その後、練習場側の代理人弁護士から被害者側への説明などがあったようだが、この問題は相当長引きそうだ。

 賠償責任がどこに発生するか否かのことも注目される一方で、不動産業界に近しい人間としては「ゴルフ練習場のそばは危ないな」という視点が浮かび上がってくる。

 地球温暖化のせいかどうか知らないが、最近の台風は以前よりも凶暴化している。今回、千葉県を襲った台風15号も、最大瞬間風速が57・5メートルと観測史上1位を記録した。

 この出来事のように、凶暴な台風の襲来で誰かが何かの責任を問われるような事象が発生すると、それこそ「想定外だから当方に過失はない」という主張をしたくなるだろう。

 その結果、今回の鉄塔倒壊で損害を被った人々のように「補償をしてもらえないかもしれない」という不安定な立場に置かれてしまう。

 特にゴルフ練習場の鉄塔のように、想定外の強風なら倒れるかもしれない工作物の、高さ半径内にある住宅には「もしかしたら」の危険が発生していることになる。

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