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【こんな時代のヒット力】企業も「あきらめない」電鉄魂に共感! 銚子電鉄「ネーミングライツ」 (1/2ページ)

 台風15号の直撃を受けた房総半島。「ぬれ煎餅」で知られる銚子電鉄(千葉県銚子市)では、生産工場の建物の一部が破損した。さらに、同市内ではほとんどの観光施設が復旧しているにも関わらず客足が遠のいている。同電鉄は「こうした時にこそ、銚子に来てほしい」と呼びかける。

 同電鉄は、銚子駅から外川駅までの6・4キロ(10駅)を走る小さなローカル鉄道だ。地方鉄道のご多分に漏れず、赤字続き。2005年、「電車修理代を稼がなきゃいけないです」「ぬれ煎餅を買ってください」という悲痛なキャッチコピーを公式サイトに載せて、全国から注文が殺到し、有名になった。しかし、沿線の人口減少に加え、東日本大震災以来、観光客が激減、慢性的な赤字は相変わらずだ。

 「売れるものは何でも売ろう」と、同社が「駅名愛称のネーミングライツ」の取り組みを始めたのは、15年12月。1駅当たり80万円~200万円で募集を始めた。

 ネーミングライツは、スタジアムなどの施設に、スポンサー企業の社名やブランド名を名称として付与する権利だ。日本では2000年代に普及し、スポーツ施設などにスポンサー名がついた。その後、経済状況の悪化などにより、スポンサーを募集しても応募企業が現れず、募集を断念した事例が多くなっている。

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