記事詳細

【住まいの処方銭】災害に学ぶ(6) 「もしも起きたら」という発想から…施設で災害「体験」を (1/2ページ)

 いくら「過去に経験したことのない災害」といわれても、経験がなければ、なぜだか「自分は大丈夫」と思ってしまいがちだ。

 日本防災士会(東京都千代田区)の正谷絵美さんは「これは『正常バイアス』といって、自分に都合よく考えてしまう脳のクセです。けれども災害に対しては常に『もしも起きたら』という発想を持ちたいものです」と力を込める。そんな正谷さんが薦めるのは、災害を体験することだ。

 たとえば、東京消防庁の本所防災館(東京都墨田区)には、集中豪雨や津波に関連する映像を見て学んだり、地下のドアや車が浸水して水圧がかかっているドアを開けたりできる体験コーナーがある。水害に加え、地震や煙体験、消火体験もできる。応急手当ては学んでおくと役立つだろう。

 神奈川県厚木市の神奈川県総合防災センターでは、日祝に限って雨体験が可能。また、31日と11月2日に、50代以上に向けた「シニア世代の防災講座」を開催する。

 関西地区では、京都市市民防災センターにて、体感型の映画システム4Dシアターで地下街に押し寄せる都市型水害の怖さを体験できる。大阪市では、西区の津波・高波ステーションで学べる。

 こういった場所に子どもや孫と出かけて、一緒に体感しよう。話し合うきっかけもできる。

関連ニュース