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【バフェットの次を行く投資術】最悪な「損を取り返そうとする」行為 常にビギナーと同じ精神状態を維持すべき (1/2ページ)

 前回触れた「ミスター・マーケット」のような躁鬱状態に、なぜ市場は陥ってしまうのか? 簡単にいえば、ほとんどの投資家が「マネーを投資」しているのではなく「マネーに投資されている」からである。

 分かりやすく言えば「金を使っている」のではなく「金に使われている」のだ。投資において「平常心」が大事なことはすでに述べたが、投資に失敗して資金を失ったときに「判断を誤ったのだから仕方がない」と、すっきりあきらめることができるのが「金を使っている」状態である。

 逆に、損をしたことに慌てふためいてパニックに陥り、安値で損切りしたりするのが「金に使われている」状態だ。

 最悪なのが「損を取り返そうとする」行為である。株式の取引をするのに、その投資家がどのようなポジションで、過去にどのような取引をしてきたのかは本来関係ないはずであり、株式の売買の際にそれが物理的な影響を及ぼすこともない。

 だから、心理的に一番有利なのがこれまで何の取引もしていない初心者(ビギナー)なのである。彼らは、過去にとらわれることなく、冷静・客観的に取引ができる。よく、「ビギナーズ・ラック」といわれる現象も、ここに理由がある。ところが、その初心者も、取引を続けるうちに、損をしたり得をする経験を積み重ねることによって、平常心を失っていく。

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