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【新・兜町INSIDE】「ニトリ」の相場予想は伝説級! 決算説明会にアナリスト注目

 「下期分(来年2月まで)の為替予約を8月に1ドル=105円53銭で終えた」。家具販売最大手のニトリホールディングスによる2日の決算説明会で、白井俊之社長がこう述べると、情報は株式市場ばかりか為替や債券関係者にも伝わった。為替予約のタイミングとレートは創業者の似鳥昭雄会長の判断とみられる。

 金融市場では、ニトリの相場予想はすでに伝説級で、東証詰めの株式担当記者も聞きに行くほど。昨年は為替が年間平均で1ドル=108円、日経平均が大納会で1万9500円と予想し、ほぼ的中させた。17年度も円高局面で上手に為替予約して100億円を超える利益を上乗せするなど「実績」を挙げるときりがない。

 このためニトリの決算説明会では、アナリストの質問に回答する形で世界景気や株価、為替などの見通しを披露するのが恒例となっている。海外製家具を日本で販売するニトリには円高が有利。今回も最良のタイミングで為替予約できたとすれば、来年2月まで半年間の平均レートは105円53銭より円安で推移することになる。

 【2019年10月9日発行紙面から】

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