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【渡邉美樹 経営者目線】知っていますか、家でも出席になる法律 不登校のための学園を設立 (1/2ページ)

 神戸の教師によるいじめなどを見ると、教師の質、学校の質がより問われている時代である。

 私には、学校経営者(郁文館夢学園理事長)の顔もある。このたび、教育の方で新たな事業に取り組む。それが、小中学校の不登校の子供の学校復帰や学校復帰以外での学習を支援する「クラスジャパン小中学園」の設立であり、その学園長に就任した。

 10月24日の朝日新聞の社説に、「昨年度、小中学校を30日以上欠席した児童・生徒の数は16万4000人を超え、98年度以降で最多となった。中学の場合、40人の学級に1人はいる計算だ」とある。「不登校傾向」を加えるとさらに大きな数字になり、中学生の約10人に1人、小学生は100人に1人という日本財団の調査もある。

 実は、まったく知られていないが、こうした子供を支援する法律がある。16年12月に議員立法で提出され成立した「教育機会確保法」だ。私も議員在任中に大賛成し、一票を投じた。

 小中学生の場合、不登校のままでも、実質卒業できる現状がある。

 ただ、中学を卒業しても内申点がつかず、高校受験の進路に影響してしまう。そこで自宅でしっかり学べば、学校に出席したことを認める「教育機会確保法」ができたが、複雑な仕組みと手続きで、教育現場が対応できておらず、昨年度、この制度を利用したのは115人だった。

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