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【一生働く!】生活編・労働を迫られるシニア 経済的理由でリタイアできず…急展開の超高齢化! (1/2ページ)

 前回で、シニアの経済状況は「二極化」が進む様子をみてきた。だが現役時代に準備して“安全圏”にいると思われる年代にも生活不安が迫る。超高齢化の進展だ。

 ■少なくない70~80代の現役

 実は、当欄が始まった5年前には取材班にも「一生働く、といっても65歳がせいぜいだな」と考えるスタッフが多かった。事実さまざまな統計でも、「65歳を超えても働きたい」と考える人は2割程度(11年、電通調べ)だった。

 しかし、今その状況は変わった=グラフ。法改正で企業の雇用延長が65歳まで原則として義務付けられたこともあるが、その人たちも65歳に達しはじめてきたからだ。

 すると体力的にも「まだ働けるのだが…」との実感と、経済的な理由からリタイアできない人々の増加が、65歳以上の就労を後押しし始めた。

 当欄が多くの“第2の人生”の働きぶりを報告してきたとおり、今でも65歳以上はおろか、70~80代の現役も少なくはない。ただ、そこに“経済的理由”が増えてきたことが大きな変化なのだ。

 ■シニアの「働き方改革」も

 「老後資金2000万円問題」が大きく取り上げられたのは、将来を危惧する現役世代の不安が一番の原因だったことは、これまでも説明した。

 ただ現在のシニアは、これまでの老後資金の準備や、(現在に比べ)優遇された年金制度のおかげで“心配ない”生活を送っている人は多い。将来の予定を組んで生活設計してきた人たちだ。

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