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【新・兜町INSIDE】REIT「史上最高値」更新か 大型台風でも揺るがない相場の強さ

 東証の不動産投信(REIT)市場の上値追いが止まらない。台風19号によるタワーマンションの被害を嫌気した売り物はすかさず吸収され、買い需要の強さを確認する格好になった。市場関係者からは「2007年5月に付けた史上最高値に直進中だ」(銀行系証券)と強気な声が出ている。

 10月の東証REIT指数は6カ月連続で上昇中。海外投資家や国内銀行、投信会社などが月替わりで買いの主役となり、相場を押し上げてきた。

 REIT相場の「耐久性」を試したのは今月12日に日本本土に上陸した台風19号。東京・多摩川沿いのタワーマンションの被害がメディアで大きく取り上げられ、大型マンションに投資する住宅系ファンドに売り注文が相次いだ。

 しかし、東証住宅REIT指数の下落率は台風接近前に比べ最大でも2%未満。「買い時を逃してきた機関投資家が売り物をさらっていった」(同)という。結果的に記録的な大型台風でも揺らがないREIT相場の強さが印象づけられ、新たな買いを呼ぶ展開に入りつつある。

 【2019年10月25日発行紙面から】

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