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【こんな時代のヒット力】持ち運べて段ボールにも印刷できる! リコー「ハンディープリンター」 (1/2ページ)

 2019年4月に発売されたリコー(東京都大田区)のモバイルインクジェットプリンター「ハンディープリンター」が売れている。プリンターを手に持ってスライドさせ、これまでできなかった段ボールなどにも印刷できるという画期的な商品だ。

 開発を担当したテクノロジーセンターオフィスプリンティング事業本部開発統括センター第二PM室 PM三Gプロジェクトマネージャー、原田泰成氏は「プリンターに革命を起こしたかった」と言う。

 きっかけは13年、新型のスマートフォンを購入したことだった。スマホの登場により引き起こされたイノベーション(技術革新)をプリンターでできないかと考えた。

 近年、プリンター(複合機も含む)市場は縮小傾向にある。ペーパーレス会議やオンライン作業の浸透により、紙への印刷・配布、紙での契約が減っているからだ。

 そこで、「自分が欲しいプリンターは?」に立ち返ってみた。その結果、バッグに入るコンパクトサイズで、場所を選ばずに印刷できるモバイルプリンターというアイデアに辿りつく。ただ、すでに他社から発売されていたため、「紙にプリントするという発想をやめ、これまで印刷できなかった場所に直接、写し出すという発想の転換を行った」(原田氏)。

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