記事詳細

ソフトバンク「155億円」の赤字転落 孫正義会長も認めた「倒産危機」 専門家「出資先の新興企業に悪材料が続けば危うい」 (2/2ページ)

 経済誌「経済界」編集局長の関慎夫氏は「ソフトバンクグループのビジネスのあり方から考えれば驚きはない。ファンドを立ち上げて投資すればリスクは付きまとうものだ。これまで投資で失敗しても事業で補うことができたが、投資規模が大きくなりすぎたことが要因だろう」と分析する。

 主要な投資先では配車大手の米ウーバーテクノロジーズも赤字が続いているほか、「政治リスク」も懸念材料となっている。第1号ファンドにはサウジアラビアの政府系ファンドが出資したことが波紋を広げた。動画アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国企業にも出資しているが、米議会では中国政府の関与を理由に同社の調査を求める動きも出ている。

 前出の関氏は「孫社長はIT業界が必ず伸びるという確信を持っている。そのため、現段階でグループの危機とまではいかないが、投資先になっている新興企業に次々と悪材料が出れば危うくなることもあるだろう」と分析した。

 2号ファンドには、日本のメガバンクや証券会社、生保なども出資している。孫氏の目利きが狂えば、日本経済全体にショックを与えかねない。

関連ニュース