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【サラリーマンサバイバル術】出勤できたのに…大雨で自宅待機した際の賃金は? (1/2ページ)

 【Q】「明日は大雨で公共交通機関も運休する可能性が高く、出社しなくていい」と言われて自宅待機しましたが、結果的に天候の影響はありませんでした。ところが、会社は「自然災害は不可抗力だから休業補償の必要はない」と言うのです。(30代・男性)

 【A】 大雨だからといって、直ちに使用者の休業補償が免責になるとは限りません。

 労働基準法は「使用者の責に帰すべき事由」による休業の場合、使用者には平均賃金の100分の60以上の休業手当の支払いが罰則付きで義務づけられています(第26条)。

 ここでいう、「使用者の責に帰すべき事由」とは、使用者の故意・過失またはこれと同視すべき事由のほか、使用者側に起因する経営上の障害も含むと解されています。

 天災事変などの不可抗力の場合、使用者の責に帰すべき事由に当たらず、使用者に休業手当の支払義務はないとされています。また、ここでいう不可抗力とは、(1)その原因が事業の外部より発生した事故であること(2)事業主が通常の経営者として最大の注意を尽くしてもなお避けることのできない事故であること-の2つの要件を満たすものでなければならないと解されています。

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