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【定年後・自走人生のススメ】「65歳以降の理想の働き方」調査 結果は“安定志向派”が多数 (1/2ページ)

 今年5月の未来投資会議で、政府は「70歳までの就労機会の確保」を掲げ、高年齢者雇用安定法の改正案イメージを発表した。世の中は「70歳定年・雇用延長」へと進みつつある。

 定年後研究所では、「70歳定年に関する調査」を実施している。1回目は、政府発表の前(2019年4月)に実施した調査で、70歳定年(雇用)延長を「歓迎できる」が約4割、「歓迎できない」や「困惑・とまどいを感じる」など“アンチ歓迎派”が約6割という結果であった。70歳延長はあまり人気がないようだ。「元気で意欲ある高齢者の方々にその経験や知恵を社会で発揮していただく」(首相官邸HP)という政府の積極的な思いとは大きな隔たりがある。

 2回目の調査は、政府発表の後(19年8月)に実施した。「65歳以降の理想の働き方」を聞いてみたところ、なんと7割が「現在と同じ会社で働く」と答えた。今回の調査は、定年制度のある組織(企業など)に勤務している40~64歳の現役会社員を対象にした=図参照。さらに対象者は「65歳以降も働きたいと考える人」に絞ってみたのである。結果は『働きたいが、いまの会社で…』というのが、多くの人の“理想”らしい。

 また、「現在と同じ会社」で働くことを理想とする理由は、「今の生活を変えたくないから」(70・5%)、「安定した収入が得たいから」(47・4%)という。意外なことに「今の生活に満足しているから」という理由は21・3%にとどまった。「満足しているから今のまま」ではなく、「変えたくないから今のまま」だというのだ。「変化のリスクを取りたくないから今のまま」「挑戦して失敗したくないから今のまま」というマインドの表れか?

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