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【新・兜町INSIDE】「5年物国債」の人気は上々 株式市場は歓迎ムード!

 財務省が先週14日に実施した5年物国債の入札が市場関係者の事前予想以上に好調だった。海外投資家が円高を想定して日本国債買いを再開したとの見方が出ている一方、国債人気を歓迎する雰囲気もある。

 5年物国債の入札は毎月実施される。11月前半は米国で国債を売って株式を買う流れが強く、日本でも国債の不人気が懸念されていた。ところが先週実施した11月入札では、応募は6兆2733億円と発行額の4倍を超えた。9月入札は3・6倍、10月入札は3・7倍の応募だったので、人気は上々といえる。

 株式市場では、国債の人気上昇は警戒される。投資家が安全志向に傾いて国債を好む局面では、高リスクの株式は敬遠されがちなためだ。

 ただ、今回の国債入札は安倍晋三首相が経済対策策定の号令をかけた直後に実施された。好調な入札結果は国債の大量発行による需給悪化懸念が薄い証拠。「財源確保に問題がないので、与党の裁量での予算規模はいくらでも大きくできる」と大手証券アナリスト。

 【2019年11月20日発行紙面から】

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