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【新・兜町INSIDE】野村証券による来年の相場予想「2万5000円」に波紋

 例年11月後半に入ると証券各社が翌年の株式市場の見通しを次々と発表する。2020年は野村証券が6月の日経平均株価を2万5000円と予想している。

 野村証券がまとめた「日本株投資戦略」では、来年は年初安と年央高の展開となるという。世界的な景気の持ち直しが明確になり、1~3月期に業績の底入れ期待が強まって日経平均が2万5000円、東証株価指数(TOPIX)が1850(20日時点は1691)へ上昇するとの見立てだ。野村はTOPIXについて「保守的な予想といえるかもしれない」と慎重な言い回しながら、実際には株価上昇がさらに加速する余地を指摘している。

 業界最大手の野村の予想は他社の関心も高い。某銀行系証券は「バブル高値回復などとっぴな予想を出せば短期的に話題にはなるが、営業担当者の強気トークを前に顧客が身構えてしまい、販売面では逆効果でしかない」という。その点、野村予想は「マイルドな株高で同業者が見ても納得しやすい」。今後、予想を発表する他社アナリストはやりにくそうだ。

 【2019年11月22日発行紙面から】

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