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【こんな時代のヒット力】さっと振りかけカレーライスの味! 「名も無きメニュー」作るお母さんを手助け ハウス食品「味付カレーパウダー バーモントカレー味〈甘口〉」 (1/2ページ)

 今年2月、ハウス食品(東京)から発売された「味付カレーパウダー バーモントカレー味〈甘口〉」が、大ヒットしている。同社新領域開発部3グループ、石井英貴氏は「最初の2カ月で、年間売り上げ目標を達成した」と話す。

 同社が新領域開発部を新設したのは、2018年。既存のブランドや商品を抱えた部署ではなく、社会のニーズを商品によって貢献するという新たな部署だ。

 今回は「共働き世代に向け役立てないか」から始まり、「3~10歳の子供がいる共働き世帯の働くお母さんを手助けできる商品の開発を目指した」(石井氏)。

 「リアルな食卓が見たい」と24人のお母さんに依頼、1週間の夕食の写真を撮影してもらった。その数、211枚。さらに自宅を訪問した。わかったことは、「名も無きメニュー」の存在だった。

 土日にまとめ買いし、週の前半はハンバーグ、カレー、シチューなど子供の好きなメニューを作る。しかし、週半ばになると疲れもあって、残った食材を取りあえず炒めたり、汁物に入れたりしていた。

 本人に尋ねても「何かわからない」「子供も食べない」ような料理だ。これを「名も無きメニュー」と名付けた。ここから、「これ1本で料理ができ、子供が喜んで食べる味付けカレーパウダー」という発想が浮かんだ。

 名も無きメニューには、カレー粉を使ったカレー風味も多かったが、子供には不評だった。カレー粉はスパイスの香りだけで、ルーのように加えるだけで完成するほどの材料が入っていない。「子供たちが好きな料理はカレー味ではなく、カレーライスの味だった」のだ。そこで、子供たちに人気の「ハウスバーモントカレー」味を採用した。

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