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大塚家具、ヤマダ電機に身売り 久美子社長は続投表明も…道は険しい

 業績不振から抜け出せない大塚家具の身売り先が家電量販大手のヤマダ電機に決まった。父親とのケンカでブランドイメージを失墜させ、不振の原因を作った大塚久美子社長(51)は続投するが、早期の黒字化へ手腕が問われる。

 ヤマダは大塚の約44億円の第三者割当増資を引き受けて子会社化。出資比率は議決権ベースで51・74%になる。

 久美子氏は12日の記者会見で、「引き続き貢献していきたい」と続投を表明。住宅関連事業に力を入れているヤマダとは2月に業務提携しており、子会社化について「売り場で家具と家電がトータルで提案できる」と販売面などの連携強化に意欲を示した。

 大塚家具は創業者の勝久氏(76)と長女の久美子氏の経営権を巡る対立をきっかけに売り上げが落ち込んだ。久美子氏が主導した中国市場への進出や電子商取引(EC)強化の成果は出ず、本業の不振で再び資金繰りに懸念が生じていた。

 同社は2018年12月期まで3年連続の赤字。消費増税で高額消費が冷え込んでいるが、黒字転換へ久美子氏に残された時間は長くない。

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