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【AI時代の発想術】「医療分野」と連携すれば、世界中でデータを共有できる! (1/2ページ)

 AI(人工知能)が本格的に仕事や生活の場に浸透してくる2020年に向け、そもそもAIとは何かをおさらいをしておこう。

 AIは機械学習で大量のデータを判別・パターン化し、それらをグループ分けして予測を行う。

 AIが急激に発展する局面は、スーパーコンピューターでも数年はかかる計算を数分でこなしてしまう量子コンピューターの登場にあるが、現行のスーパーコンピューターでもビッグデータといわれる膨大なデータを処理できるので、AIの利用はすでに活発化している。

 AIが情報の処理を行う方法は2通りある。ひとつは「教師あり学習」で、人間が最初に何が正しいかをAIに学ばせてからデータを流し込んで処理させる方法だ。

 もうひとつは「教師なし学習」で、AI自身がデータの構造や特徴を解明してクラスタリング(グループ分け)などの処理を行う。ディープラーニング(深層学習)と呼ばれるものだが、最近はこれと強化学習を一緒にした「深層強化学習」という技術が注目されている。

 ディープラーニングは子供の自転車練習に例えられる。最初はまったく乗れないが、足を着いたり転んだりしながら徐々にコツをマスターして最後には乗れるようになる。同じようにAIは試行錯誤を繰り返してノウハウを身につけていく。

 ただ、子供は感覚でコツを得るのに対し、AIはとてつもない作業を行っている。膨大な情報を集め、それらのひとつひとつが正しいかどうかを基本的に多数決で取捨選択し、さまざまなパターンを試しながら一番いい要素を導き出す。この要素のことを特徴量という。

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