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【AI時代の発想術】「医療分野」と連携すれば、世界中でデータを共有できる! (2/2ページ)

 例えば物の売り買いに関しては、買いたい人はどこにいて、どんな人で、何を買いたいかの特微量を分類する。一方で売りたい人は誰で、何を、いくらで売りたいかの特微量を分類する。そのうえで、買いたい側の分類と、売りたい側の分類の中から、その商品を一番欲しい人と一番売りたい人をつなぐこと(マッチング)ができる。

 AIによって流通産業の中間搾取がなくなると言われるのは、この理由からだ。たとえば、配車サービスのUber(ウーバー)は、ドライバーのスマホ情報とタクシーを探している人のスマホ情報をAIが得て、それぞれの場所や時間を分類したうえで最適な結び付きを提供するサービスを行っている。

 ビットコインなどの暗号通貨に使われるブロックチェーン技術も、AIと連携するとさまざまな分野に革命的な変化を起こすことが指摘されている。

 最も注目されているのが医療分野への応用だ。カルテの情報をブロックチェーンの技術で暗号化すれば、個人情報を分離したうえでさまざまな医療データの解析をAIが行い、そのデータを世界中の医療関係者が共有することができるようになる。そこにはもう、国家や既得権益を得る組織は存在しない。

 このように、国を超えた主権在民をもたらすAI社会の到来が近づいている。2020年は、その萌芽が社会のあちこちで見受けられるようになるだろう。(プランナー・久保田達也)

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