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【渡邉美樹 経営者目線】フランチャイズビジネスは大転換期 コンビニFC問題とワタミFC戦略 (1/2ページ)

 コンビニオーナーで最近注目されるフランチャイズ(FC)ビジネスは今、転換期に来ていると感じている。コンビニ本部はFCオーナーを労働力と見ていると感じる。

 オーナー側から見れば、コンビニが便利になるほど、オペレーション(作業)は複雑になり、さらに人出不足の中、アルバイトの労働時間のコントロールの負担がのしかかる、それでいて粗利の半分もとられてしまう。オーナーの裁量や経営の醍醐味もほとんどない。オーナーから本部(企業)への感謝は集まっているのだろうか。

 私自身、つぼ八のFCオーナーから起業した。つぼ八創業者の石井誠二さんから多くを学んだ、感謝がいっぱいだ。自分1人で起業していたら、店は潰れていたと思う。ビジネスモデルがしっかりしているFCなら失敗する確率は著しく低く、ロイヤリティー以上の価値を感じる。私の場合、FCオーナー時代から、行列店を作り、1億円近い年収もとれるようになり、「夢」があった。

 ワタミでは、社員の独立を支援するため「ダイレクトフランチャイズ(DFC)制度」を導入している。100人以上のオーナーが誕生し、ワタミ本社の役員よりも高い年収をとれるようなオーナーも出ている。大型店を数店経営し、上場が視野に入っているオーナーも出てきており、その「夢」を応援したい。

 議員時代から「中小企業を支援したい」との思いがあった。年金だけでは安心して暮らせない時代に退職金で起業するモデルを確立していくべきだ。その中小企業支援としてFCを広めたい。FCに興味のある方に、良いFCと、悪いFCの見極め方を知ってほしい。

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