記事詳細

【バフェットの次を行く投資術】極めて重要なのは「負の感情を忘れる」こと 損を取り返そうとすると…成功の確率は低い (1/2ページ)

 筆者は、大学を卒業してから35年以上、投資の世界で生きてきているので、「損を取り返そうとして奈落の底に落ちて消え去った」人々を数え切れないほど見てきた。その気持ちは大いにわかるが、バフェットの師匠ベンジャミン・グレアムが説くように「投資家は沈着冷静に市場を観察しなければ成功できない」のである。

 例えば「ビギナーズ・ラック」という言葉がある。投資の初心者は何も知らないので、自分の欲に振り回されず冷静な判断をして、思わぬ成功を手に入れることも多い。ところが、初心者も、取引を重ねるごとに知識を入手するだけではなく、「損した」「得した」という感情も同時に脳裏に焼き付いていく。そして、その感情が判断を鈍らせる原因となるのだ。

 よく考えれば当たり前なのだが、市場価格というのは、どのような感情を持った投資家にも平等である。「君は前回大損したから、今回は安く売っとくね」とか、「君は前回大もうけしたから、今回は少し高めで買ってくれるよね」などという市場はない。

関連ニュース