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【サラリーマンサバイバル術】賃上げのために、労働組合をつくって社長と交渉したい (1/2ページ)

 【Q】 ここ数年、賃上げがほとんどなく、一時金も減っています。社長は「会社がもうかっていない」の一点張りで、改善の要望を取り合ってくれません。もうすぐ春闘の時期ですが、労働組合を結成して交渉できますか? ワンマン経営のため、職場での不満も定期的に伝えたいのです。(40代・男性)

 【A】 労働組合とは、労働組合法第2条によって、(1)労働者が主体となって組織すること(2)労働者の自主的な団体であること(3)主な目的が労働条件の維持改善であること-と定義されています。労働組合があれば、最低限の基準を定めた労働法を上回るよう、賃金や労働条件、職場環境の改善などを、会社と対等な立場で交渉できます。

 経営者の中には、労働組合の必要性を理解せず、結成や加入、活動を妨害してくるケースもあります。これは「不当労働行為」として労働組合法第7条で禁止されています。

 まずは労働組合に賛同してくれる多くの仲間を募ってください。少人数では会社で孤立してしまいます。組合員の結束によって発言力を高めなければ、相談のような交渉だけでなく、長く活動を続けて経営者と定期的に対話をすることも難しいかもしれません。

 過去の相談事例では、水面下で従業員の約半数の賛同を得てから、労働組合結成のための準備会を立ち上げました。ここでは、労働組合の役割や必要性についての学習を深め、規約や組合費・役員体制などを検討しました。また、会社に対しては、結成大会前に社長と面会し、労働組合への理解を求めました。

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