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【新春特別寄稿】作家・井沢元彦氏 紙幣からキャッシュレスへ人類の大変革! 「貨幣はネット上の世界共通のものになる」 (1/3ページ)

 夕刊フジでは1月6日から、作家の井沢元彦氏が貨幣というベクトルで歴史を紐解く新連載「『お金』の日本史」(月~金曜日)を掲載する。鋭い洞察でこれまでも、様々な分野に切り込んできた井沢氏が、特別寄稿で作品に対する思いを語った。

 ■貨幣はネット上の世界共通のものになる

 2020年からお金(貨幣)と日本人のかかわり、つまり「お金の日本史」を本紙で連載することになっているが、その前にプロローグとして「お金の世界史」を述べておきたいと思う。といってもそれ自体1年間の連載のネタになるほどのテーマなのだが、今「貨幣あるいは通貨」というものが大きな歴史的分岐点を迎えている。これほどの分岐点は大げさではなく何千年に1度のものだ。といっても、「え? そうなの」という人がほとんどだろう。これは本当の話である。しかし貨幣や通貨というものはそれ自体普通の「道具」などと比べてわかりにくい存在なので、「道具の歴史」を例にとって説明しよう。

 人間が、モノを作る時に主にどんな道具を使っていたかという時代区分がある、石器時代、青銅器時代、鉄器時代という方法だ。そして私独自の世界史の区分方法として情報記録媒体に何を使っていたか、がある。これは簡単でまず「紙以前と以後」に分けられる。中国文明の人類に対する最大の貢献は「紙の発明」である。

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