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遺言書は?家はどうする? お正月こそ考えたい「後悔しない相続」8つのポイント 相続評論家・曽根恵子氏を直撃 (1/3ページ)

 家族が集まり、まとまった休暇が取れる年末年始。この時期だからこそ改めて考えたいのが「相続」だ。テレビドラマではモメるのがお決まり事だが、そうならないために知っておくべきこと、得する方法など踏まえておきたいことはたくさんある。というわけで相続評論家の曽根恵子氏を直撃。目からウロコの税知識-。(内藤怜央)

 (1)自宅を売るか残すか

 まずは2019年7月に施行された改正相続法をおさらい。大きく変わった点はというと…。

 「配偶者の居住に関するルールが変わりました。これまで配偶者が住宅に住み続けるには、住宅の所有権を相続する必要がありました。今回新たに創設された『配偶者居住権』では、住宅に住み続ける権利のみを相続し、所有権は子供に譲ることができます。居住権だけなら財産の評価も少なくなり、その分、現金を相続できる。長寿社会に向け、生活費を多く蓄えられるようになる仕組みです」

 (2)危ない不動産

 収益を得られる土地は持っていて損はない。だが、「空き地など固定資産税をはじめ費用だけがかかる不動産は整理した方がいいでしょう。賃貸収入のあるアパートも、それを相続する子供たちが管理できる場合はいいのですが、現実的にはそうとばかりは言えないので、売る選択も考えておくべきです」。

 (3)小分けで節税

 財産が多ければ、当然相続税も大きくなる。

 「できるだけ早いうちから、小分けにして贈与することです」

 贈与税にも基礎控除があり、毎年110万円までは非課税枠にあたる。それを活用して毎年少しずつ、非課税枠の範囲で生前贈与を行えば、最終的な相続額も減り、節税になる。

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