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【サラリーマンサバイバル術】未払い給与を請求したいが…時効は何年? (1/2ページ)

 【Q】 1年半前に転職したのですが、前の職場の最終月の給料が支払われていないことが分かりました。当時の総務担当者に問い合わせたところ、「時効なので支払う必要がない」と言われたのですが、納得できません。本当に支払ってもらえないのでしょうか。(20代・女性)

 ■労働基準法で2年

 【A】 労働基準法第115条は、賃金の請求権は2年間行使しないことにより、消滅すると定めています。したがって、未払いになっている賃金が1年半前のものであれば、まだ時効にはなっていませんので、請求することができます。

 ちなみに、民法では第174条において、賃金債権の消滅時効を1年と定めています。賃金は私たちが日々の生活を送るうえで欠かせない、重要な債権です。その賃金が1年で消滅してしまうのは「労働者保護に欠ける」として、労働者を守るための法律である労働基準法で、特別に2年に延長しているという経緯があります。

 また、労働基準法第23条は、使用者は労働者が退職した場合、労働者から請求があれば、所定の支払日にかかわらず、7日以内に賃金を支払わなければならない、と定めています。賃金の不払いは労働基準法違反です。会社に早急な支払いを求めるとともに、支払われない場合には、労働基準監督署に申告することも検討しましょう。

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