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【AI時代の発想術】AI競争のカギは“国産”量子コンピューター! いち早く実現を (1/2ページ)

 先進各国はAI(人工知能)の分野でしのぎを削っているが、その勝敗のカギを握るのは量子コンピューターだ。つまり、量子コンピューターの自国生産をいち早く実現した国に軍配が上がるということだ。

 実際にAIは超高速の量子コンピューターの上で動くものである。AIのプログラムは機械学習からディープラーニング(深層強化学習)の段階に進んでいるが、性能のよい量子コンピューターを安く大量に国内生産できれば、“国産型”のディープラーニングの仕組みを考え出せる。そして、国産型量子コンピューターと機械学習の組み合わせによる一般市場向け製品を完成させた国、もしくは企業がこれからの世界を牛耳ることになるのだ。

 実際、この20年間で世界の仕組みは大きく変わった。世界共通のパソコンとOS(基本ソフト)、そしてアプリの登場で、仕事のやり方はがらりと変わり、インターネットの普及でビジネス構造も変わった。いまや、高いスキルなど不要で、普通の人たちがウェブ上でやりたいこと--仕事からゲームまで--を直感的に行っている。

 インターネットは文化も変えた。インターネットが登場したとき、一部の人たちは「これで新聞やテレビ、映画、出版業界はなくなるかもしれない」と予感したが、わずか20年でそれは現実のものとなりつつある。コンピューターは企業の独占性や知的産業の利権を消滅させ、さらにネット上で直接売買できる仕組みまでもたらした。既存の流通経済も根底から変えたのだ。

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