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【新・兜町INSIDE】IPO空白期に突入…2019年12月上場株に資金集中へ

 2020年は2月7日まで株式の新規上場(IPO)予定がない。2019年暮れまで「初物」に向かっていた短期売買マネーは代わりの投資先として2019年12月に上場した銘柄に集中しそうだ。

 2019年のIPOは86件。このうち76件では、上場前に一般投資家が抽選などで買う公開価格を超えて取引が始まり、「初値トレード」は88%もの高勝率だった。

 新春からIPO投資といきたいところだが、東証の上場審査スケジュールのなど都合で上場第1号は19年が2月22日、18年が2月23日などと遅かった。今年は2月7日に「地元情報」特化のネット掲示板を展開するジモティーと、家具やオフィス機器レンタルのコ-ユーレンティアの2社が上場するまで初値トレードは小休止となる。

 例年の傾向として、IPOの空白期間は直近上場株が活況を見せる。ただ、上場後1カ月程度は適正水準が定まらず値動きは荒い。地場会社役員によれば「初値トレードのように簡単には勝てないが、連日大儲けする猛者も必ずいる」という。腕に覚えのある上級トレーダー向けの相場か。

 【2020年1月6日発行紙面から】

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