記事詳細

東証、3営業日ぶり反発 163円高、割安感で買い

 29日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比163円69銭高の2万3379円40銭。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大をきっかけに前日までに大幅下落していただけに割安感に着目した買い注文が優勢となった。

 東証株価指数(TOPIX)は7・67ポイント高の1699・95。出来高は約10億3200万株。

 東京市場は取引開始直後から買い注文が先行した。米株高や円高ドル安の一服が好材料となって、輸出関連株を中心に最近下げていた銘柄を買い戻す動きが目立った。

 春節(旧正月)に伴う休場明け29日の香港市場は大幅に下落して始まったものの、「感染拡大防止に向けた各国の対応が支えとなった」(国内証券)ことで一段と売りが膨らむ展開にはならなかった。東京市場にも安心感が広がり、平均株価は午後に入って上げ幅を広げた。

 ただ、新型肺炎が企業業績に与える影響については不透明感が残り、買い一巡後は上昇の勢いが鈍った。主要企業の決算発表の集中日を控え、業績の見通しをしっかり見極めたいとの投資家の慎重姿勢も見られた。