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2・3上海株“大暴落”で中国経済は長期低迷の入口に 識者「中国が中所得国で終わる可能性もある。日本も動かなければ独り負け」 (1/2ページ)

 地獄の釜の蓋が開くのか。新型肺炎の感染拡大で「春節」後も休場が続いていた中国・上海の株式市場と人民元相場が週明け3日から取引再開される。株も為替も暴落が予想されるが、ショックは一時的ではなく、中国経済の長期低迷の入り口となる可能性もある。

 新型肺炎の拡大で日本やアジア、欧米の市場が混乱するなか、香港市場は1月29日に再開したものの、震源地の上海だけが休みという皮肉な事態が続いていた。週明けは投資家の売りが殺到する可能性がある。

 2002年から03年にかけて774人の死者が出たSARS(重症急性呼吸器症候群)では、中国と香港の株式市場は、10%を超す下落に見舞われた。

 新型肺炎の経済的な悪影響について「SARSとは比較にならないインパクトだ」と指摘するのは、上武大教授で経済学者の田中秀臣氏。「現在の中国は世界の生産の主体であると同時に、世界の消費者としての地位を築き、ビジネスでも多数の人が動くようになった」と解説。それだけ内外に与える打撃も大きくなるというわけだ。

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