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【定年後 難民にならない生き方】「読書会」で新たな人間関係 読書をあえて“複数”で行う魅力 (1/2ページ)

 読書会が静かなブームとなっている。ツイッターやフェイスブックといったソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて、連日さまざまな読書会の開催が告知される。個人や団体、自治体など主催者もさまざまだ。定年後の趣味に「読書」を挙げる人は多い。ひとりでもマイペースに取り組める趣味のひとつである読書をあえて、複数で行う魅力とは何か。

 横浜を拠点とし、複数の読書会を運営する横浜読書会KURIBOOKS代表の佐藤久理氏に聞いた。

 「おすすめの本を紹介し合う読書会では、自分では絶対手に取らなかったであろう本を知ることができます。また、課題本が決まっている場合も、一人で読むより本の魅力を何倍も発見できる。多様な意見への驚きと感動が読書会の醍醐味ですね」

 横浜読書会KURIBOOKSが発足したのは2014年2月。会社員で二児の母。「単なる読書好きの主婦です」と笑う佐藤氏が読書会を立ち上げることになったきっかけは東日本大震災だった。

 「宮城県の南三陸町に住む友人の家が津波で流され、仙台市内の実家が被災しました。その虚無感、喪失感がぬぐえずにいて…。震災から2年が経ち、ようやくなんとか乗り越えるために一歩を踏み出す気力が沸いてきました。『残された人生、死ぬまでにできるだけたくさんの良書を読みたい』と思ったのです」

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