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【田村秀男 お金は知っている】新型コロナウイルスによる経済打撃…この際、覚悟を決めて脱中国と日本回帰を実現すべき (2/2ページ)

 グラフは日銀と米連邦準備制度理事会(FRB)が発行する資金量(残高ベース)と日経平均株価およびダウ工業株30種平均について2012年12月時点を100とする指数に直して、対比させている。

 米国株はもちろんドルで売買されるが、FRBによるドル資金供給は15年3月末の4兆ドル余りをピークに19年末は3・5兆ドルと減ったが、ダウ平均はこの間6割上昇した。グローバルな金融システムの下、FRBが追加しなくても海外からいくらでもニューヨーク市場にドルが入ってくる。

 日銀は19年12月末、アベノミクスが始まった12年12月末の3・9倍の円資金を発行した。増加額は381兆円に上る。日銀資金を受け取る日本の銀行(邦銀)の対外融資は19年9月末時点で4・3兆ドル、12年末に比べて1・4兆ドル(約150兆円)増えた。

 日銀マネーは新型ウイルスによる米株価への脅威を吹き飛ばし、トランプ再選を支える影の胴元となる。とはいえ、肝心の日本経済への貢献は弱々しい。(産経新聞特別記者・田村秀男)

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