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【一生働く!】〈新展望編〉超高齢社会の現状(3) 日本は世界一の「高齢化率」 高齢化のスピードも世界最速 (1/2ページ)

 世界の最先端をいく日本の高齢化。海外との比較も含めて見てみよう。

 ■世界一の高齢化率:日本

 現在、世界一の高齢社会になっている日本だが、いったい何が世界一なのか。まず、高齢社会であることを表す数値として、「高齢化率」がある。

 高齢化率とは、総人口に占める65歳以上の高齢者人口(老年人口)の割合のこと。2018年の世界銀行の調査で、日本の高齢化率は27・58%になり、2位のイタリアより約5ポイントも高くなった。高齢化率で世界のトップに立った05年以降、日本はその後もトップの位置が続く。

 世界保健機関(WHO)などの定義によれば、高齢化率は3段階に区分される。1段階は、65歳以上の人口が7%を超える「高齢化社会」、2段階は14%を超える「高齢社会」、3段階は「超高齢社会」と呼ばれ21%を超えることを指す。日本は、70年に「高齢化社会」に突入し、その後も高齢化率は急激に上昇し続け、94年に「高齢社会」07年に「超高齢社会」になり現在に至っている。

 ■高齢化のスピードも世界最速

 日本の高齢化を語る上でもう一つ注目すべき点は、高齢化率が上昇するスピードについてだ。高齢化の速度は、高齢化率が7%を超えてからその倍の14%に達するまでの所要年数(倍加年数)により比較できる。アメリカが72年、ドイツが40年に対し、日本は70年に7%を超えた後、たった24年で14%に達してしまった。

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