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【今日から始める10万円株】マイナス金利終了なら急騰必至!? 7年前の水準に放置された銀行株

 2012年12月に第2次安倍政権が発足、政策運営の柱に「三本の矢」を掲げ、いわゆるアベノミクス相場がスタートした。当時1万円台を割り込んでいた日経平均株価は約7年後の現在、2万4000円近辺で推移している。

 三本の矢のうちの1つに「大胆な金融政策」があるが、この中で日銀はマイナス金利政策を導入、加えてETF(上場投信)を購入することで日経平均株価を下支えしてきた。これまで日銀が購入したETFは昨年末で約35兆円にものぼる。

 実は、日本と同じくマイナス金利政策を導入してきたスウェーデンは、今年1月に同金利政策を終了しており、日本においても金融緩和の出口戦略について議論される時期に差し掛かってきていると、専門家は声をそろえる。

 この7年間で日経平均は約2・5倍となったが、マイナス金利の影響もあり、銀行株は今でも7年前の水準のままだ。だが、仮に日本もマイナス金利政策の終了に向かうのなら、7年前の水準に置き去りにされている銀行株が上昇に向かうはずだ。今週の10万円株は、日本の金融緩和の出口を先取りした銘柄を紹介しよう。

 まずはメガバンクの一角である「みずほフィナンシャルグループ」(8411)。同社の株価(7日)は164・6円と、まさに7年前の水準に放置されている。PER(株価収益率)は8倍台、PBR(株価純資産倍率)は0・5倍を割り込んでおり、株価指標的には超割安。株価水準が安いこともあり、配当利回りは4・5%以上。ここから中長期で保有するなら、下値リスクは少ないはずだ。

 傘下に地銀トップクラスの横浜銀行と東日本銀行を抱えるのが、「コンコルディア・フィナンシャルグループ」(7186)。今期は減収減益予想だが、21年3月期の業績は上向きそうだ。株価(7日)は437円と、約1年前の高値740円から大幅調整中。チャート的にもリバウンド態勢を強めている。こちらも株価指標的には割安感が強く、配当利回りも約3・7%と魅力的だ。

 全体的に安値に放置されている銀行株だが、そろそろ出番が回ってくるころではないだろうか。(三枝裕介)

 【2020年2月12日発行紙面から】

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