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【一生働く!】〈新展望編〉超高齢社会の現状(4) 「支えられる側」から「支える側」へシフトすることも可能 (1/2ページ)

 2022年、団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)に差し掛かり、社会保障費の急増が見込まれる。社会保障制度を持続可能なものにするためには、年齢を超えて支え合うという発想の転換が求められる。

 ■医療費は2年連続過去最高

 厚生労働省によると、2018年度に病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた医療費(概算)は、前年度を約3000億円上回る42兆6000億円に達し、2年連続で過去最高を更新した。

 これから団塊世代が後期高齢者になり始める2022年度以降はさらに膨張し、社会保障費を圧迫することが見込まれる。

 これが問題視されるのは、現在の医療費のうち、約16兆円が75歳以上の医療費で占めるからだ。高齢者が医療機関を受診する機会が増えるのはこれまでの傾向が示している。実際、75歳以上の後期高齢者の1人あたりの年間医療費は94万円にものぼり、75歳未満の約22万円の4倍以上に増えているのが実態だ。

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