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【住まいの処方銭】ウイルスを室内に持ち込まないために 家庭内での「飛沫・接触感染」を防ぐ

 家族が風邪をひいたようだ。インフルエンザか、いや新型コロナウイルスかも…。何としても避けたいのは、家庭内感染。有明こどもクリニック理事長の小暮裕之医師にポイントを聞いた。

 「基本的に、風邪でも新型コロナウイルスでも対策は変わりません。飛沫(ひまつ)と接触感染の防止を第一に考えます」

 まず、症状のある人と部屋を別にする。飛沫は2メートルほど飛ぶといわれる。離れればリスクは減る。子供や高齢者で、一緒にいる必要があるなら「寝るときに相手と、頭と足の位置を逆にして横になると距離ができます」(小暮さん)。

 咳が出るならできれば室内でもマスクを。世話する側も部屋に入るときはマスクを使えば突然の咳で飛沫が飛んでくる状況を避けられる。さらに、コンタクトより眼鏡がベター。目に飛沫が入りにくくなるからだ。

 食事は、世話をする人がお盆にのせて「置いておくね」と離れて渡そう。同じ皿で一緒に取り分けて食べるのは高リスク。部屋に入る際には、声をかけ、壁側を向いてもらおう。

 タオルなどは各自で使用しよう。そして、室内の空気は頻繁に入れ替える。症状のある人が触れた後のトイレのドアノブや水栓レバーなど、共用物はすぐ消毒をしたい。

 重要なのはやはり、手洗いとうがいだ。手に洗い残しのウイルスがついており、ふと顔をさわると口や鼻から侵入してしまう。「爪や指の間、手の甲、親指の付け根は洗い漏れしやすい。両手を合わせてこするだけではこれらの汚れは落ちにくい」

 室内の湿度は50~60%を目安に。「乾燥していると飛沫が飛びやすい。空気清浄機を使うのもよいでしょう」

 国内では毎年、子供や高齢者を中心にインブルエンザで3000人以上が亡くなっている。ただし心がければ、新型コロナも怖くない。(不動産・住生活ライター 高田七穂)

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