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【榊淳司 マンション業界の秘密】業界にもリーマン以来の危機到来か!? 関係者嘆き「トイレが入ってこないのですよ」 中国での生産滞り… (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの影響が予想以上に広がっている。経済へもリーマン・ショック以上の危機をもたらすことが指摘されだした。当然、マンション業界にとっても大きなマイナスだろう。

 そうでなくても、業界は異次元金融緩和が始まって以来約7年、本来の需給関係ではない要因で価格が不健全に高騰してきた。その調整は五輪後だと私は予測してきたが、この新型ウイルスの騒ぎで早まる可能性がある。

 現在、もっとも危惧されるのは五輪の開催だ。これが中止もしくは延期となれば、人々の気分は一気に暗くなる。景気というのは、その名の通り多くの人々の気分で左右されるところが大きい。

 例えば、東京の湾岸エリアは6年半前の「五輪開催決定」で、人々に明るい未来を予感させた。しかし、それが中止となったら、人々にどういうイメージをもたらすであろうか。

 湾岸エリアに限らず、東京という街自体が五輪開催という世界の一大イベントの会場となる華々しい未来を予想しながら、過ごしてきた。それが、こういった暗い理由でなくなってしまったらと、考えるだけでも恐ろしい。

 仮に五輪が開催されたとしても、2020年のGDPはマイナス成長になる恐れがある。この騒ぎが始まる前の19年10-12月期が年率換算でマイナス6・3%だった。日本経済は19年10月に実施された消費増税という重たい十字架を背負っていることを忘れてはいけない。

 先日、とある業界関係者と話していると、こんな話題が出た。

 「トイレが入ってこないのですよ」

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